「火中の栗を拾う」という働き方:
会社を危機から救い、成長させるプロフェッショナル経営者 

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「会社を再建させるって、する意味があるのかな?」ときどき、友人から、そう言われます。

「だって、資本主義なわけだろ。企業だって、競争して、お客さんの役に立つよう努力してるわけだろ。競争に残る会社が、良い会社なわけだ。」

うんうん。

「再建が必要だっていう時点で、そんな会社は潰れて、市場から退場すべきじゃない?」

「社員は別の会社に転職して、銀行はもっとマシな融資先におカネを貸すほうが、雇用とか資本の、あるべき再配分なんじゃないかな。」

「そんな局面に一匹ワンマン・アーミーで乗り込んで、ぐりっと状況をターン・好転アラウンドさせるなんて、まあ骨折り損だよ」

まあ、至極ごもっとも…、そうだよねえ。
もちろん、友人は僕をからかってるわけですが、でも、これは一面の真理を突いています。

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友人に対する、僕の答えは、こうです。

でも…、いつだって、未来は決まってないわけだろ?

「うんうん」

吉野家だって、ハーレーダビットソンだって、いまは大企業だけど、以前、みんな潰れそうな危機を経験してるし、そこから逃げないで、一生懸命、再建のために努力したから、今の姿があるわけだ。

「まあそうだよな」

どんなときも、すべてはとらえ方次第だし、明日が良いのか、悪いのか、すべて今の努力しだいだろ。
大切なことは、つらいとき、絶望しそうなときに、どう行動するかだ。

1万年前は、マンモスを狩れるかどうかで、その部族がその冬に生きられるか運命が決まったけど、現代は、その企業が成長できるかどうかで、いろんな人達の人生や、運命が決まるわけだ。
だったら、その企業を再建して歩くことは、社会にとって、必要な闘いなんじゃないだろうか。

「ふんふん」

銀行やコンサルタントが諦めても、もしだれかプロがよくみて、もっと戦える、再建できると思えば、そう思った時点で、その者には、戦う義務があると思うんだ。

「義務かぁ」

それを一件一件、経済人が切り拓いていくことが、真のアベノミクスであり、イノベーションじゃなかろうか。

…だいたいそこで、「あいかわらずだな~」と笑われて、このやりとりはオシマイです。

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会社を再建する、というと大げさですが、見かけ上は、特別なことではありません。
それは単に、赤字とか債務超過の会社に、一人でとびこんで、「火中の栗」をひろいつづける日々にほかなりません。

「解けない問題」を、解く。
なにかが「できる」者は、それをやり遂げる「義務」がある。

それらの「リアル」を、一人でも多くの方に知っていただきたいと思って、ホームページを設けました。

もし、自分のような「火中の栗を拾う」という働き方を、もっと優秀な方が実践するようになって、自分のようなプロ社長がだんだん日本にも増えてくれれば…、こんなに嬉しいことはありません。

HOPEキャピタル株式会社
代表取締役 河﨑 晋太郎

  • 河﨑 晋太郎
    Kawasaki Shintaro
  • 事業再生専門家、プロ経営者、ビジネスコンサルタント。
    山口県出身。
    九州大学で法学修士号(LL.M.)、京都大学で経済学修士号(MECC)を取得。

    HOPEキャピタル株式会社代表。

    代表者の詳しいプロフィール、HOPEキャピタルへのお問い合わせは、こちらをご覧ください
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